05年7月21日
活版印刷体験/
峠工房


夏休みに入って最初のイベント・活版印刷体験の第一回。
参加者はでんでんむしから小学校2年生のY君。
第一回目に当たる7月21日は、何を作るのか決めるのと、印刷機の練習をするのと、デザインを作るのをやりました。
印刷機は大昔の手動式のもの。
左側のハンドルを下げる事で、丸い円盤部分に載っているインクをローラーが絡め取る仕組みです。
このハンドルは「がっちゃんっ!」と下げてしまうと、インクの載りが悪かったり紙に判がうまく押し付けられなかったりして、素人さんには中々難しいのだけれど、Y君はすぐに勘を掴んで上手にできるようになりました。
さて、先生が見せてくれた見本の中からメモ帳を作る事に決めて、今度はデザインをします。
お母さんは「うちの子、絵描けるのかしら?」と、大変に心配をしていましたが、すぐにさくさく描き始め、最後には漢字で名前も書きました。
Y君から頂いた、来る時に買って来た新鮮なフルーツと、先生が用意したアイスを皆で食べて今日はお終いです。





05年8月4日
活版印刷体験/峠工房
第二回目。
予め、先生が判を組み付け、インクも載せておいた印刷機で、水色の紙に青いインクで、1冊20ページでおばあちゃん、学校、自分の分と3冊、だから60枚も印刷をします。
ちゃんとY君が印刷している証拠に、まず2枚、お母さんがいる間に印刷をして、それからちゃんと機械を調整していよいよ本番です。
前回の練習でもすぐに勘を飲み込んだY君。
でもおんなじ事を何度も何度も…そう、60回も繰り返すのは大人の人でも疲れちゃうし、飽きちゃいます。
それでもY君は、すぐに自分のリズムで印刷をして、しかも丁寧に工夫してちゃんと出来ました。
Y君が、すごく色々考えて工夫する子だと解って先生もびっくりしました。
ちょっとお休みをして、お茶を飲んでから、今度は製本をします。
メモ帳のくっついてるところをボンドでくっ付けて、乾いたら表紙と背表紙を製本テープでつけます。
できあがり!

体験アンケートで、Y君は自分をすごい!と思ったと言っていました。
本当にすごい!




05年8月21日・22日
野外教室 チャレンジキャンプ/神奈川県・丹沢 戸沢山荘


今回のキャンプは、宿はボットン便所の戸沢山荘、ハイキングは3時間、ご飯の支度もしなくちゃならない… と、前回のキャンプに比べて、ぐっと過酷?な予定なせいか?? 参加者はぐっと少なく、前回も参加したSちゃんHちゃん姉妹、でんでんむしのD君とその弟妹のG君Kちゃんのみ。
大和駅でSちゃんHちゃん姉妹と合流、海老名駅でD君G君Kちゃんと合流。例に寄ってバスで大倉まで。
大倉までの荷運び担当の峠のソウ君と待ち合わせ中、少しトランポリンで遊んだけど、晴れ渡った空から水滴がぽつりぽつり…
何だかこの2日間、狐暦では大安吉日だったようで、ずっと狐の嫁入りに見舞われていました。

さて、今回一日目の目玉は、勿論ハイキング!そうなると、大きな荷物は邪魔っけなので、園長先生の新車に押し込め、ここで園長先生とソウ君が交代して、ソウ君先導で出発。
車が絶対通らない、牛首と言うところまでのハイキングコース。
ハイキングコースに入る前から、下界でも珍しくない、トノサマバッタやアマガエルまで追い回していた、理科好きのG君と将来昆虫博士になりたいSちゃん。ハイキングコースに入ってからは、本当に珍しいナナフシ、日本トカゲ、その上、なんとなんと!オオムラサキまで現れたので、ちっとも先に進みません。
それでもお昼には戸沢山荘方面への折り返し地点に到着。
皆でお昼を食べて、今度は車止めの遮断機をとおり抜けて、沢の方まで下ります。
そうなると、今度は虫だけじゃなくって、湧き水まで出ているし、相変わらず、歩みはだらだらペース。
でも、たくさん歩いたのに、誰もぐずぐず言う子はいませんでした。
後30分位の所で、シビレを切らした園長先生が様子を見に来て、女の子はそのまま便乗。
男の子は意地を見せて?最後まで歩き切りました。

皆すぐに「ジュース!」… と、来るかな? と思っていたら、あにはからんや、皆すぐに「川に行く!」… タフだな、おい。予定と違うけど、まあ気にしない。
着替える子は水着に着替えて… ふっふっふ、今こそ私の秘密兵器を出す時だ! と、ばかりに私は金魚のフロートを出して… 案の定、これが大好評。
水着のある子もない子も皆水浸しで大騒ぎ。

結構キャンパーがいちゃって、お目当ての山椒魚は、こそっと隠れてしまっていたけど、皆楽しく遊びました。
散々遊んで、やっとジュースがあった事を思い出し、皆でジュースを飲んで、ご飯の支度に入ります。
ソウ君に指導されて(又の名をノせられてとも言う)、理系少年G君は、巧く火を興す事に熱中。これで火の番は決まった。
おうちでもお手伝いする子は台所仕事を、お肉をぐちゃぐちゃしたい子はお肉をぐちゃぐちゃする、等、テキトーにお仕事も配分され、あちこちに飛び散って目減りしたであろう、肉団子を野菜と一緒に一時間ほど煮て、お肉が煮えたらお肉を煮た汁にシチューの元を入れて、夕ご飯の出来上がり。
皆の手垢の隠し味が聞いて(か?)これが絶妙に美味かった。

後片付けをして、お布団を敷いて、皆で夜のお散歩。
途中で恐くなっちゃったKちゃんとHちゃんは先に戸沢に帰って、私と園長先生とお喋り。D君、Sちゃん、G君は、ソウ君に恐い話をしてもらいながら、その後も散歩を続けて、それでも誰かさんが恐がったので、割とすぐに帰ってきました。
戸沢山荘は、多い時は大人の人が20人位雑魚寝します。
つまり、広い。
そこに今回、貸し切りで、しかも子どもが5人。
皆、側転したり相撲を取ったりと9:30頃まで遊んでいました。

真夜中に雨がたくさん降ったので、翌日早めに起きて、川の水が溢れていないか確認。
まあ、遊べなくはないやなー。
その後、起きて来た園長先生と大丈夫かなー、晴れるかなー、なんて話をしていたら、D君が起きて来たので、また川の確認。
皆よく寝ていたから、予定より少し遅めに起こして… ここで私の秘密兵器第二段。キャンプ用のコンロ。前日の夜、マシマロを焼こうと思って忘れていたので、同じくマシマロを焼きたがっていたG君と焼きました。その内ソウ君が炎上させたり、Kちゃんも焼いてみたり、D君は焼かないで食べてばっかりいたり、こちらも大好評でした。
ちらちら雨が降っていたけど、雨の隙をぬうようにしてパンで朝ご飯。園長がOKで買ったチョコクリームが偶然Sちゃんのお勧めだったようなので、園長と私も食べました。
その後は、勿論、川。他に何がありましょう? とにかく川遊びです。
おたまじゃくしを皆で獲って、その内に、G君が鹿の頭蓋骨を発見!
11:00までみっちり遊んで、その間に園長が作ってくれてたおにぎりを皆で焼いて、さて食べようか? そこで私のお友達のSさんがジュースを差し入れに来てくれて、これで帰り道のジュースも万全だ!
Sさんありがとう。

帰りは真っ直ぐ下って1時間半。だらだら下ると2時間位?? それでも予定していたより全然早くに大倉に着いて、お土産を買ったり、アイスを食べたり、大満足! 大和までの道すがら、SちゃんHちゃんが「ねえねえ、今度は何やるの?」と、園長を問い詰めておりました…

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