峠工房の夏2010

まずこの夏の特別企画
木版画家 高橋幸子さん指導による版画教室

峠工房2階

ご存知峠の版画教室(草版画の会)の先生であり、法人の理事も引き受けていただいている、さっちゃん先生が1日だけ時間を作って実施してくれます。

刃物を使うので、小学校4年生以上とします。(4年生以下で、親が付き添う場合はご相談の上)
8月5日(木)  午前10時〜12時。

1回限りです。 おとなも参加OK
 彫刻刀がある人は持って来てください。 セットになっていなくても、丸刀と三角刀だけで充分です。 
   ない人には貸してあげますが、数に限りがあるので、申し込みの時に言ってください。
 35cm×22.5cmの板に彫ります。 たてでも横でもいいので、最大28cm×20cmぐらいの大きさの紙に好きな
   下絵を描いてきてください。
   題材は何でもいいけど、あんまり細かく描くと苦労します。(先生が見て、なおした方がいいところは指導してくれます)
 おとなの参加者で「版画はやってみたいけど、自分で絵を描くのは死ぬほどいや!という人には、特別に先生に
   やさしいお手本を作ってきてもらいます。
 二時間で仕上げる自信のない人はお弁当を持ってきてもいいです。

高橋さっちゃん先生を迎えての峠版画教室「草版画の会」も15年を越え、今年は、NPO認証丸1年という節目の年に、2年に1度の展覧会という年であり、何か新しいことを、ということで計画した夏休み特別版画教室。-
だァーれも来なかったら、園長と先生と2人でお昼ご飯たべようね、なんて。

でもいつもの2人がいるから、参加者ゼロはありえないけれど、小学生のANちゃんが勇躍参加、放課後くらぶのWH君は、来たけれど一心不乱にトイ・ストーリーの絵を描いていた。副理事長と佐藤理事、東京からのお客様ひとりとANちゃんのママで。、教育談義やら何やで盛りあがって、こども(生徒)よりにぎやか状態。

いつもの2人も、この日は下絵から自分で、ということで、思いがけないケッサクが生まれそうな気配。展覧会をお楽しみにお待ち下さい、です。

とにかく暑い夏の半日・・・・・・何が面白くなかったのか、Y太は、麦茶も飲まず、差し入れのすいかも食べず、五目ずしの昼飯も食べずに、いつの間にか逃げ出していなくなっていた。

本当に熱中症を心配したが、無事家に帰り着き、彼は9月までひとり悩んで暮らしたそうな・・・・・・バーカ(^ω^;)

とりあえず、第一回は実績として残したので、この先も折を見てもっと広く知らせて続けたい、定着させたいと思っている。(園長)

おなじみチャレンジキャンプ -
8月22日(日)〜23日(月)
丹沢・水無川上流戸沢山荘

宿題は早めにかたづけて、そして、エアコンのきいた部屋で、ゲームばっかりしてないで、キャンプにそなえてください。
今年はどんぐり山荘に泊まれないので、久しぶりに戸沢山荘(山小屋)に泊まります。

毎年、夏休み最後の週の、しかも日、月なので、どんぐり山荘の予約が出来ないなんて事は、そうそうありませんでした。
ところが、今年は予約が取れず・・・・・・長引く不況の影響で、近場の観光地が人気なのかもしれません。
そんな事情もあって、また、常連組もそろそろ進学だの部活だの、若者らしい都合で折り合いがつかなかったりで、キャンプの参加者は少なめ。

そんな中で、今回始めて参加してくれたのが、わらべっこのnoriちゃん。
行くと決めてからは、わらべでも精力的に「トウゲコウコウ」のキャンプを売り込んでくれていたのですが、お母さんと離れて、一人遠路旅立とうと言う猛者はなかなかおらず。
それでもわらべのちーちゃんが一緒だからと、初めは、泊まる!と張り切っていたnoriちゃんですが、そこはやはりまだ5才、だんだん心細くなりやっぱり日帰りに・・・。

その他に日帰り参加は、ST親子、S理事夫妻、前回のキャンプは張り切って一番に申し込みをし、1週間も前から準備をしていたのに、当日体調を崩してしまい参加できなかったMさん。
そして宿泊したのは、理事長、Y理事ならびにスタッフ2名、子どもはわらべのちーちゃん・・・だけとなってしまいました。
いつものように、峠前、大和、海老名と段階を踏んで全員集合。

海老名から小田急線。すれ違う電車や車内のポスターなどを、珍しそうに見ているnoriちゃん。5歳児に取っては電車に乗って!バスに乗って!たくさん歩いて!は大冒険です。
ちーちゃんは、なまい・・・いえいえ、おとなと対等な会話を楽しんでいます^^;
伊勢原で大倉行きのバスに乗り継ぎ終点の大倉まで。
つり橋の向こうにSOU君が車で来ているので、園長と交代。
園長は先に車で戸沢山荘に行き、小屋を開けます。

「今日は一番に着くから」・・・とそうそうにちーちゃんとnoriちゃんに宣言されましたが、二人とも最後尾を、「お花だ」「虫だ」「鳥だ」とふわふわ、あちらこちらに興味を向けながら歩きます。
何か秘策があるのかなー?
半分位を過ぎたところの休憩から、先頭を歩く「ハイキング隊長」Y理事と同じペースで歩き出しました。
途中、noriちゃんが転んだり、ハイテンションになったりしていましたが、それでも小屋まで歩き切りました。
もちろんその後、かなり冷たいけど川遊び。ヒップホップダンスを習い、わらべっこの中でも屈指の運動神経を持つ彼女。
さすがにタフです。

川にはおたまじゃくしがたくさんいました。
「何か入れ物ー!」・・・んー?あ、私のマイ食器でいいや、とお鍋とお玉のセットを貸しました。
お玉でおたまじゃくしすくい^^
お昼は冷やし中華バイキングです。
好きな具を好きなだけ好きなように乗せて。
バイキングは楽しい^^

去年、一昨年と連続して蛭に食われてる人ランキング第一位を死守している私。
まあじめじめしたとこに行ったのがいけないんだけどねー。今回、私はなんちゃってクロックスのシューズを履いていましたが、ふと足元を見ると、靴の穴という穴からうねうねうねうね蛭が這いこんできてる!どひーっ!これ何てホラー映画!?
何て騒動をやり過ごし、また川へ。折角だから少し上ろうかと思い、ちーちゃんとnoriちゃんと川を上りました。ちーちゃんはnoriちゃんに要所要所で声をかけ、注意を促していました。
流石『わらべのちー』です。
上に行くと深いところがあり、そこは大人の私の肩ぐらいの深さです。
ビーチボールに捕まって浮いたり、私に捕まって浮いたりして遊びました。
ひとしきり遊んだら、すっかり身体が冷え切ったので川を下りました。
下りたら、何とびっくり!川で「洗剤」で食器を洗う不届きなキャンパーなどが発生していました(-_-#
夜ご飯はもちろんバーベキューと釜で炊いたご飯。
「胃袋大きいから」
と豪語するちーちゃんはもちろんの事、普段はそれほど大食いではないnoriちゃんもたくさん食べました。
夕飯が終って少ししたら、日帰り組は帰ります。
しかしnoriちゃんはおたまから離れられず。
「おい、noriちゃん・・・」
「だからっ!今っ!バイバイしてるのー!」
そうですか。
日帰り組を車で送り出すと・・・う〜ん、なんとなく寂しい感じ。
Y理事初め、明るく盛り上げておりましたが、
「日帰りにすればよかったな・・・」
やっぱりちーちゃんがぼやき始めました。
しょうがないよね、子どもがいないんだもの。
もうここは今いる大人が全員童心を取り戻して(取り戻さないでも普段から大人げないといううわさもありますが・・・)大トランプ大会。
明けて月曜日。
もちろん朝から川遊びで。
「大丈夫!大丈夫〜!」
なんて軽い感じでY理事にノせられ、昨日よりも沢を上に上り、
「ここまで来た子はちーの知ってる人ではいないよ」
と声をかけたらご満悦。
帰りはもちろん全員元気に歩いて・・・といいたいところでしたが、園長が体調を崩してしまい、車で帰ることになりました。どうせわらべは峠の目と鼻の先、ついでだからとちーちゃんも便乗させ、歩いて下ったのは生粋の山男・Y理事、私、ケーイチくんの三人となりました。
数日前の悪天候で道は乱れており、行きはよいよい帰りは怖い・・・乱れた山道は下りの方が危険です。慣れた人だけで歩いたから、まあ安心できたかな?という感じでした。
どんぐり山荘が予約できなかったというアクシデントに見舞われた今年のキャンプ。来年はそんなことがないように、園長は帰りに来年の予約もしていきました。

←蟹

 
生活塾、宿泊生活塾(ミニミニキャンプin峠工房)
夏休み仕様拡大放課後くらぶ
峠の夏休みキャンプ実施日以外随時受け付けます

今年の夏の最初のお知らせを送付し終えたしばらく後、峠工房にある一本の電話がありました。
ARくん、ANちゃん兄妹のお母さんからです。
ANちゃんは、去年のキャンプでわらべのちーちゃんと大変に仲良くなり、今年もキャンプで会えると楽しみにしていました。
ところが、運悪く峠のキャンプと家族旅行が重なってしまい、キャンプに行かれなくなってしまい、涙にくれている・・・と言う電話でした。
そこで窮余の一策、峠のミニミニキャンプで再会を果たしたらどうかということになり、ANちゃんが来る日に合わせてちーちゃんにも声をかけ、2人は再会と相成ったのでした。
ANちゃんの兄、ARくんも来て、三人で一泊二日を峠で過ごすことになりました。

ミニミニキャンプは、一日目、献立を考える、買い物に行く、夕飯を自分たちで作る。
空いてる時間や二日目に関しては、各人次第。宿題があれば宿題をやり、自由研究がまだなら自由研究をやり、何もなければ遊んだり・・・って感じです。

ANちゃん、ちーちゃん、ARくん、もちろん宿題はあります・・・たくさん・・・いや、本当は毎日やればたくさんじゃなかったのかも・・・
1日目は、一緒に持ってきたお弁当を食べ、その後、献立、買い物、調理。
献立は当日の夜、翌日の朝、翌日の昼の三食考えます。
キャンプで知り合ったANちゃんとちーちゃん。
二人ともキャンプの時は、肉を焼いたのが楽しくて、楽しくて・・・もちろん当日夜は、焼肉です。
焚き火じゃなくてホットプレートだけどね。朝はパン食希望。昼ごはんは、オムライスがいい!ということになりました。
「オムライスを作るのに必要なのは?」
「ご飯とケチャップと卵!」
「後は?」
「え?」
・・・二日目のお昼に暗雲が立ち込めて来ましたな(--;
少し遊んでから買出しへ。
宿題は明日まとめてやることにしました。
買出し組が出かけた後、突然のゲリラ豪雨。
少し落ち着いたところで峠を覗き込む傘二つ。
「ちーいる?」ちーちゃんの兄ちゃんのかずくんと友達のGSくんが立ち寄りました。
「今買い物いってるよ」
「公園でサバゲーやってたんだけど雨降ってきたから。いるならちょっとよってこうかと思ってさ」
「すぐ戻るから待ってけば?」
かずくんとGSくんは中学一年生。
どうやら中学生の間でエアガン(年齢制限あるからガス使わないタイプの。)が流行っている様子。
連れ立ってエアガンを買いに行き、公園で遊んだ帰りのようです。
意外とそんな遊びグッズ対応もしてる峠工房。
当たっても弾がはじけない的とダンボールを用意して、しばしエアガンの試し撃ち。

そうこうするうちに買い物軍団も帰って来た。
意外と女の子が撃ちたがり、ARくんは、中三ともなるとあんまり興味もないのかな?それでも
「レディ!ゴー!でみんなで銃投げてとろう!あ、先輩、レディ!ゴー!お願いしていいですかー?」
なんてGSくんに言われれば
「レディーゴー(棒)」
といってくれたり、しっかりみんなの「先輩」でした。
かずくんとちーちゃんの年齢差より、ANちゃんとARくんの年齢差の方が大きいためか、ちーちゃんにはすごくおとなのお兄さんに思えるようでANちゃんをとてもうらやましがっていました。
だから、今宵はARくんは妹が二人に増えたような有様。
小学生の時からおとなしくて無口なARくん。
なまい・・・いやいや、しっかりしたANちゃんに加えてちーちゃん。
こりゃ押されちゃうかなー・・・と心配していましたが、やはりそこは中三。
最終的にはちーちゃんにも「にいに」と慕われるほど、いいお兄さんしていました。
ちょっと早めに夕飯となり、女の子たちはものっすごく!食べました。
一番栄養必要な大きさのAR君栄養足りたのかな・・・

明けて翌日
もちろん約束どおり朝から宿題です。
意外にも(失礼^^;)結構まじめに三人とも取り組んでいます。
お昼は昨日予定した通り、オムライス。
さてさてどうなることやら・・・と思いましたが、園長が簡単に出来るように工夫しました。
まず、スープの素とケチャップでご飯を炊き込む。
卵をふわふわのいり卵にする。
いり卵を型に1/4位詰める。
ご飯を詰めて、型をポン!
とってもかわいくできました。
同じ年とは言え、違う学校のANちゃんとちーちゃん。
宿題の量も違います。
午前中にはプリントの類は終わり、工作と読書に着手できたちーちゃんと、午前も午後もB4にびっしり計算問題のプリントのANちゃん。
テンションが下がるANちゃんに
「後でちーの家に行こうよ。プールがあるよ。」
と進めますが、何せ宿題が終わらない。
そのうち雲行きも怪しくなってきました。
わらべに3時に行きますから、と電話をしたけど、宿題は終わらないし、ちーちゃんは何かゆるくなっちゃって支度がのろのろし出すし・・・で、痺れを切らしたちーちゃんの弟、なるくんに連れられて、ととさんが迎えに来ました。
その後はわらべで一遊び。
あいにくのゲリラ豪雨でプールとは行かなかったけど、ちょうどおもちゃの整理をしていたとのことで色んなおもちゃがあり、ANちゃんは普段はやらないようなラジコンをやったり、ちーちゃんとは違うお姉ちゃんで嬉しいなるくんと仲良くなったりとちょっと普段とは違うひと時を満喫しました。
その後、雨の中を私とちーちゃんとANちゃん3人で歩きましたが、その時事件が・・・!
もともと細い道で路面の舗装がちょっと荒れているのと、豪雨と、キックスケーターを押してたせいで、ANちゃんが転倒!両膝から血がたらたら・・・
「ぎゃあああああああっ!もういやっ!おかあさああああああんっ!」
血を見てANちゃんは大パニック!
人間って怖すぎると逆に泣かないもんなんですね。
とにかく峠まで後3分。ちーちゃんが取り乱すANちゃんと手をつないで上げて峠への道を歩きます。
付いてからすぐに圧迫止血の薀蓄を語りながら(プラシーボ効果狙い)、雨で濡れてバンソコのつきが悪いから包帯巻いて、ARくん、ANちゃんを駅まで送り、ちーちゃんは雨止みを待ってから自転車で帰りました。


生活塾と放課後くらぶ
夏休み限定で、週1回でも、毎日! 来ても同一料金にします。 
宿題はさっさとかたづける方が楽しい夏休みになりますよ

毎週土曜日。ひとり親家庭のHくんは、朝の10時から夕方の5時までお母さんが働いているので、峠で留守番しています。

夏休みや冬休みのような長期休暇ともなると、毎週3日〜4日に峠での留守番は増えます。
皆様のご支援、助成金などを活用し、料金に変更なく、Hくんの留守番を増やせるのは大変ありがたいことです。

とても几帳面なHくんは、朝来ると宿題をやり、午後はパソコンで動画を見たり、ゲームをしたり、雑誌を読んだり、スペック表を作ったり、外で遊んだりと様々なことをやって過ごします。
水曜日は生協が来るのでお手伝いもするし、キャンプ前の買い物などの付き合いを頼んでも快く引き受けてくれます。
ただ、笛の練習だけはやりたくないようで、
「やらないとだめだよ」
というとぎりぎりまで先送りにし、いよいよやらざるを得なくなると、
「くそー!くそー!!笛なんてうんこだ!うんこ!!うんこの笛ーーーー!」
とひとしきり絶叫してからやります(でもやるからえらい)。
さすがに夏休みの終わりごろになると、色々けなげに耐えていたのが爆発しだし、ドアの鍵にいたずらをしていて注意されてもやめない、挙句逆に私にいたずらされて(おくの部屋にきちんと靴を脱いで←切れてるのに几帳面^^;)飛び込んでうわんうわんしていました。
それでもひとしきりうわんうわんしたら気分を入れ替え、奥の部屋でテレビを見たりごろごろしたりも取り入れて、長い夏休みを乗り切ったのでした。


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