2009年、8月のイベントレポート

8月23日、24日。
チャレンジキャンプ

思い起こせば一年前・・・峠工房恒例チャレンジキャンプは悲惨であった。
というのも2日とも土砂降りの雨。川もトランポリンも自然も目の前にありながら、全く楽しむ事が出来なかった。それでも子どもたちは普段と違う環境で大きく盛り上がっておりましたが。
今年こそ・・・今年こそ、自然と戯れ、川で遊び、トランポリンで跳ね回る、そんな体験をさせたい!リベンジしたい!そんな思いで行われたキャンプ。
早春ハイキングに参加し、今回のキャンプも日帰りながら参加するのを楽しみにしていたMさんが、急遽体調を崩しドタキャンになったけれど、中学生になったST君、AR君ANちゃんの仲良し兄弟、わらべのTちゃん、WADA先生んちのH、FMちゃんFR君兄弟とお母さん。そして峠工房がNPO法人になった暁には、理事を引き受けて下さる園長の同級生Sさんと奥様、同じく理事をやってくれるY君。
更に、妙に子ども好きなお笑い芸人・・・じゃなくってバンドマン3人組。そしてNPO法人ナチュラルリボーンさんとこの理事さんの2mの人と彼女さんが参加。

早春ハイキングの時、「バイクで海老名に先行して色々やっとくぜ!」と請け負いつつ、結局、駐輪場の入り口が解らなくて、寧ろ遅れかけた私ですが、これも今回はリベンジっす!前々日に下見して、駐輪場の入り口と、新しく出来た相鉄−小田急の連絡口を確認し、更にかかった時間より多めに時間を取って、付いた時間は7時20分!見事にリベンジを果たしたぜ!果たしたんだけどさ・・・みんなの海老名着は8時・・・。暇だなあ〜。眠いなあ〜。ひもじいなあ〜。
8時になる頃には、渋沢で合流予定のバンドマンと2mの人たちを除くメンバーが集合。切符を渡して駅のホームへ。順調順調と思ったら・・・あれ?なんか電車来ませんよ??電光掲示板を見ると・・・人身事故により運転を見合わせております・・・見合わせって言う事は、運行が止まってる?!それって遅れるってレベルじゃねーぞっ!もう荷物置いて、長期戦の構えで行こうぜ〜なんて話していたら、海老名駅には車庫があり、海老名始発で運行してくれました。それでも、東京から乗り合わせ、渋沢で落ち合う予定の人たちは、時間なんて読めたもんじゃない。申し訳ないけど、大倉集合に変更してもらいました。

一日目はハイキングの日。宿泊先のどんぐり山荘から早春ハイキングと同じ道を歩き、戸沢山荘に向かいます。
早春ハイキングと言えば、足が痛いと言って2時間の道を3時間以上かけた人たちがいたっけねえ・・・今回は、もう少し頑張ってもらわないと困っちゃう。
ハイキングの準備も整った所で3人組のバンドマンが到着。
「多分、一番大変な思いをするのはこのおじさんたちだと思うよ。」と、園長が紹介。
「じゃあ経験者の皆がこのおじさんたちより遅いって事はないよねえ〜!」と自尊心こちょこちょ。
「それに、あんまりのんびりしてるとお料理する時間も食べるものもなくなるかも・・・。」畳み掛けるように園長が鼻先ににんじんをぶら下げる。
その為に来たようなわらべのTちゃんと早春ハイキング以来、Tちゃんとすっかり意気投合したANちゃん。ハイキング隊長に任命したY君の後を軽快について行く。
計画通り!
「今回はペース早いですねえっ!」と後でFMFR兄弟の母さんが言っていましたが、中々調子よく行きました。
その後も「準備手伝ってくれると早く焼けるんだけど・・・」「うちわで扇いで火を強くしてくれると早くやけるんだけど・・・」と鼻先のにんじん大活躍!火も強くなり、食材も用意され、やっと肉が焼ける!ところが火力が強くて、すぐに鉄板が燃えるし、肉の量も予想以上。「こりゃあたしの手に負えないわ・・・」とすっかり縮こまってしまったTちゃんとANちゃん。結局お肉はバンドマンたちが焼きました。

後で伺ったのですが、バンドマン・・・チャーリィゴードン(http://tosp.co.jp/i.asp?I=cgs)というバンドらしいです・・・の人たちは、子どもや障害児、者が来るキャンプと知らずに参加したらしく、直前に子どもも来ると聞いて、ε=ε= ヾ(*・∀・)シ キャァァァ!!どうやら無類の子ども好きらしく散々子どもたちと遊び呆けており、終いには身軽な彼らと同様に川遊び。バンドマン=不健康(偏見?)なのに良いのか!?大丈夫なのか!?早々に帰宅の途につかれましたが、やや心配です。

その、川遊び。
峠工房は、基本的に、バリアフリー、ジェンダーフリー、ジェネレーションフリー、って言うか、フリィーーーダムッ!!
私もさることながら、理事予定のSさんもしっかり水着着用でいらしてくれてて、その本気っぷりには溜飲が下がる思いでした。
みんな誰がどうとか関係なく遊ぶわけなんですが、そうなると、ちょっと気になるのは、体力差。一応、年長者にはひと言言っておいたけど、テンション上がって来ちゃうと気をつけてなんていらんないし、年少者も自分が年少者だなんて忘れちゃう。
案の定、どんぐり山荘に戻った頃には、燃え尽きた灰みたいになってる子らもいて、明日あの子はもつかしら?なんて、おとなが心配していても、翌日も、号令一閃、「行こうぜ!」って言われると遊びだす。今回のキャンプでは、私は人間の極限を知りました。

夕飯を済ませ、日帰りの人が帰った後「肝試しやろう!」
肝試しと言えば、今を遡る事二年前・・・さらっと触れていますが肝試し。件の言いだしっぺは今年も参加しております。年齢も体格も体力も上がり、リーダーシップを発揮していたんだけど、時々暴走して、自分よりも小さい子相手に強気な事を抜かしている。その度、「お前そういうけど2年前・・・」と、今や黒歴史となった二年前の肝試しの事を持ち出され、ヽ(`Д´)ノウワァァン!!となっていました。

更にY君が恐ろしいひと言を・・・「峠に知られたら20年はネタにされるよ」これを見ても解るように、Y君は云わば20年間語り継がれる伝説の男。「うん、じゃあもう良いから、伝説の男の称号は継承しちゃいなよ。」
かくして、件の言いだしっぺ・STは、二代目伝説の男となり、今後20年間、自分から肝試しをやろうと言ったが、途中でビビり、道を間違えたふりをしてみんなのところへ戻って来た事を語り継がれていくこととなりました
しかし今年は、つり橋はおされにライトアップされ、全国植樹祭に向けてツリーがライトアップされ、肝試しって雰囲気じゃありませんでした。がっかりだったので私が怖くなっておきました。
途中、SOU君が2mの人を迎えに行き、つり橋を渡るところで合流、これで本当に全員集合。

翌日は、ちょっと雨に降られたので、お土産タイムを先にして、後はトランポリンとか川とか、時間まで遊び倒すのみ。
帰り道では、皆口々に「あ〜疲れた!」それでも同じ疲れたでもレッドゾーンは違いそう。
交通機関は整備され、どこでも車でいけるし、バスや電車の種類や本数も増えて、余り歩かないで良い。少々危険なものは改善されるし、大変に危険なものは、擬似的なものでまかなう。娯楽の種類が増えて、すべてを体験していては出遅れてしまうから、やる前から切り捨てるものが多くなる。
便利で充実している今のご時勢だけど、実際のところ、気持ちの充実、肉体の充実はどうなんだろう?と思ってしまいました。


写真館
二日目↓


おしゃれにライトアップされたツリーの下に、晒し首にされた武士の霊が・・・!


ツリー手前に不適な笑みを浮かべるアラフォーな上行き遅れの女の霊が!


通り雨に濡れ、すべりやすくなってたトランポリン。お陰でドリフなこけっぷり


大分乾きました。


小猿とトド?

一日目↓

これがしたくて2時間歩きました。


こうして見ると統一性のない集団だなあ


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