〜NHちゃん〜
2008/12/20
展覧会の時、去年の冬のパソコン教室で作ったクリスマスカードを展示した子らがいました。
「あ、クリスマスカード、良いなあ〜。」
それを見て、毎週木曜日に勉強をしに来ているNHちゃんが言いました。
「今年はNHちゃんもやれば〜?」
なんって、軽く返事をしといて、時、既に12月・・・言い訳ですけど、展覧会以降から、怒涛の如くに改修工事となったので、何にも準備してないなあと、私は嫌な汗をかいていました。
去年、小さい子用に作ったクリスマスカード教材は、内容を変えてそのまま使うとしても、「やりたい」って言ってたNHちゃんは、あれじゃあ満足しないよなあ・・・。
しかし、考えてみると、パソコン教室をやると大体来る人って常連さん化してるから、実際のところ、それなりに出来てる人たちなんだよね・・・だったら!
と、いう事で思いついたのが「自由に作る!」早速にNHちゃんをお誘いし、20日にやる事になりました。
・・・で、勿論用意するのは2台。でも今回は、お姉ちゃんのNSちゃんは用事で来れませんでした。
「デザインは決まってる?」
今回は、デザインを考えて来てもらい、描いていく内に、「こうした方が良いよ」と言うところや、やり方が判らないところをアドバイスする形式。
「ちょっと、大人っぽい感じのを考えて来たの。」
完成がこれ↓
サンタの帽子に少してこずったけど、仕上がって見ればシンプルでいい感じ。
続いて、ワードに貼り付け。ワードアートで「MERRY X’mas☆」の文字を作成。
いつも大胆な構図と筆致で個性的な作品を作って来た彼女ですが、選んだワードアートのスタイルも、カードに余白を多くする控えめなデザインも、今回は一貫してお姉さまスタイルでした。
すっかりお姉さんになったんだなーと思ったら、余った時間でこんな落書き↓
まだまだ少女なNHちゃんでした。
お母さんからの事前の電話「年賀状にしても良いでしょうか?」
今回は「自由に作る」なので構いませんという事で、KN君は年賀状の作成。
デザインからレイアウトまでしっかりと下書きを作ってきていました。
彼は、私たちは「目から手が出る」と言っていますが、思いつくかつかないかの間に、すぐに手が出てしまうところがあります。だから、生活塾でのパソコン指導の際はもちろん、その他の工作や料理をする時でも、まずはしっかり計画をたてて、設計図を作るようにして来ました。
いい感じに身について来ているね。
下書きを見せてもらうと、しっかり牛の絵も描いてあって・・・あれ?でも、足に指が5本ある。
パソコン大好きな彼は自宅でも何かとパソコンを利用し、また習った事を復習したりもしてるので、操作は問題ありません。何となく、世間話をしながらの牛の絵描き。
「白に黒の模様がある牛は牛乳出す専門の牛だから、乳牛って言うんだよ。」
「えー、そんな、そのまんまな・・・」
ああ、まあ確かに・・・。
そんな状態でもしっかり作業に集中して、順調に絵は進んでいきます。足の先に、各1本線を引いた状態の時に声をかけました。
「あのさ、牛って足、ひづめだよね。」
「?これは足が揃ってる状態だから」
「うん、それは解ってる。でも下書き見ると、足の指が5本あるでしょ。じゃなくって、ひづめって・・・うーん・・・こーんな(指でM)感じなんだよ。」
「えええええええっそーなんだあ〜。」
なかなか横浜の真ん中辺では牛をまじまじ見る機会などござーせん。私なんか、小学生の時に牛小屋見学行きましたけどね、歩いて行けるとこにあったから。
で、完成はこんな感じ↓
雑学(でもないんだけど)が好きな彼は、乳牛の話が気に入ったらしく、データ保存時「乳牛うしっし」と名づけました。(本当はうっしっしにしたかったけど間違えたらしい)
なんとも人が良さそうで可愛らしい、流行のゆるキャラっぽい仕上がりとなりました。お母さん曰く「もやしもん(漫画)とかああいうゆるい絵が好きなんです〜」との事。なるほどね!
それから、葉書作成。ワードアートで作成した挨拶と年号、日付の他に「何かひと言入れる?」と聞くと「それは手書きで書くから。」と余白が大きくなるようにしました。(本当はそれも1人1人、パソコンで入れようとしていたとか)
「差出人書くの、面倒だ」と溢すので、ちょーっと上級者技だけど、はがき印刷ウィザードと言う機能を教えました。
「パソコンが変わると出来ない場合もあるから、テキストがないけど、覚えて帰ってね。どーしても覚えられなかったらお父さんに教わってね。」
それから年が明け、届いた年賀状を見る限りうまくいったようでした
。
〜MNちゃん・ITちゃん〜
2008/12/25)
↑MNちゃん
そしてまた外へ飛び出し、「そうだ!猫は猫じゃらし好きだ!」と、猫じゃらし片手に猫を捜索。「何で逃げちゃうの〜。可愛いのに〜。遊びたいのに〜。」「猫は臆病だから、知らない人だと苛められるかも・・・って思って逃げちゃうんだよ。」園長が猫に助け舟を出すと、「じゃああたしがもっと峠にパソコンやりに来れば良いんだね!!!!」とITちゃん。「パソコンじゃなくても良いよ。また何かあったら誘うからね」
こうしてまた峠の行事の常連が誕生したのであった・・・。